上田市 仲良し家族のドミノの家
こんな風景を見たかったんだなと、あらためて思う日々を過ごしています
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わが家が完成した3月半ば頃から約3ヶ月が経ちました。
あまり大きな家ではないのですが、家の真ん中には吹き抜けのリビングがあって、小学生になる息子と三人で暮らすには充分な広さです。どこから声をかけても返事が返ってくるように、家というよりは大きな一つの部屋を作ってもらったように思います。 真ん中の床に座って周りを見渡せば上から下まで無垢の木が目に映り、床からは木の温もりを感じてとにかく落ち着く。 気に入った小物を飾っていくと、雑誌でみたような雰囲気につい写真に納めたくなる。 息子もいろんな場所から顔をだしたり物をなげたり、勝手に家を使った遊びを考えたり … 。こんな風景を見たかったんだなと、あらためて思う日々を過ごしています。
どんな家にしたいか…
その一つに「とにかく足元 あったか~い家」を掲げて、いろんな工法や工務店さんを探すところからスタートしました。その中で、美し信州さんの「パッシブエアコン」で家をまるごと温めてしまう工法に出会いました。床下に温風を入れ、暖かい空気がトイレに脱衣場にキッチンにと、どこからでも吹き出て全部を温めてしまう事に、関心というより感心しっぱなし。さらに床材は無垢の木を配しても大丈夫で、床暖房のように温かく感じられる。 もともと木をふんだんに使った家には憧れがあったこともあり、一番の候補とさせてもらっていました。工法などは務店を選ぶきっかけにはなりましたが、決め手は美し信州さんと打ち合わせを重ねるたびに、そこで出会う社員の方々の誠意が自分にはしっくりときたことです。全てを伝えて甘えさせてもらいながら家づくりを進めていけるのではないかという、そんななんとなくの直感だったように思います。
家を建てる。
この大事には、いろんな手順がある事も体験させてもらいました。良い日の選び方から教えてもらっての地鎮祭。 たくさんのパートナーとされる各専門の業者さんとの顔合わせで緊張した着工式。子供の学校を休ませて家族総出で迎えた建前。すべてを丁寧に丁寧に進めてくれる事に、安心と緊張と期待全てがいい想い出として残っています。中嶋社長から着工式時に「これから楽しみながら家づくりを我々とご一緒に進めてまいりましょう」と声をかけてもらいましたが、今では本当にそうだったなと思っています。 私は飲食業を営んでいますが、現場も近いことから、ちょっと時間が空くと見学に行っていました。 その度に、進捗を説明していただいたり、学校から帰ってきた息子が立ち寄っても、手を止めて声をかけてくれたり。急な変更希望にも真摯に受け取っていただき一緒に作戦を練ったり。また時には関係ない会話をずっとして笑いあったり、私は施主ではあるのですがどちらかというと、この会社の一員として建てているかのような、そんな錯覚を覚えました。話せば話すほどその方々の人なりが感じられるようになるのですが、とにかく仕事にこだわりをもたれてる方が多く、私からしたらそこまで気にかけなくても良いのではというところも、 より良くより綺麗に仕上げるという場面がよく見受けられました。美し信州さんの社風なんでしょうか、各々のプライドの表現というか、それは家というよりひとつの作品をつくりあげているような そんな感じを受けました。施主としては、何よりありがたく安心してお任せできたことを覚えています。また多くの資器材の品種や色味などを決定していく場面では、今まで建ててこられた先輩方々のお宅を参考にさせてもらったり、直接連絡先を交換させていただき体験談を聞かせていただく等、実際に同じ境遇で建てられた方の言葉は、私たちにとっては安心感と決断力の糧となりました。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
親密になればなるほど、完成が近づくと逆に寂しさを感じてしまうもので、本当に良い方々と出会えたんだなと実感しました。その方々の手で作っていただいたこの家は、まさに一緒につくらせ てもらった自慢の作品です。 家中どこに立っても、そこを手掛けた時のエピソードを想い出すことができるのも、私達だけの家宝となると思っています。
ちょうどこの時期の上田は、天気もよく風も心地よく過ごしやすい日々ですが、これから夏にはうだるような暑さの猛暑がつづいたり、冬には手足が凍え厳しい寒さが続くでしょう。でもそんな日が、今では楽しみでなりません。早くこの家に駆け込んで、床に大の字で寝転びこの家のポテンシャルを実感してみたい!そう思っています。
最後になりましたが、私達の夢を叶えてくれた中嶋社長をはじめとする社員の皆様、特に良き兄貴の様に接していただいた中村さん、平林さん、小出さん。南波棟梁をはじめとする我家に携わっていただいた、たくさんの職人さん、業者の皆さん本当にお世話になりました。
全ての方が生業を同じ場所でしている同士だと思っております。これからも末永くお付き合いをお願いいたします。(2019年6月)