長野市 OM・クワトロソーラー 太陽と共に暮らす家

人の手で作ってもらった感のある温かみのある家で、気持ちよく暮らしています

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新居に引っ越して一か月になろうとしています。ようやくものが片付いてきて、この家でこれから暮らしていくんだなという実感が出てきたところです。


 私たち夫婦はもともと東京で暮らしていました。実家も関東にあり、長野には親戚もいません。長野にやってきたのは、主人が山・スキーが好きで「登れて滑れる山が近いところに住みたい」と主張したからで、私はやや不安になりながらもついてきたのでした。こちらに来て、緑豊かで夏は涼しく湿度が低い快適な気候がすっかり気に入りました。なかなか授からなかった子供も生まれ、「ここでずっと暮らそう」と思えるようになり、家を建てることに決めました。


 家を建てる時も、万事に無難なタイプの私は、大手のハウスメーカーに頼むものだと思っていました。主人は色々思うところがあったらしく、たくさんの家づくり雑誌を買ってきました。主人は化学薬品のにおいなどに弱く、息苦しさなどが出るようで、自然素材の家にしたいと考えたようです。確かに、大手ハウスメーカーのモデルハウスに行くと、独特の新築のにおいのようなものがあり、気密性が高いせいか、閉塞感を感じました。そして、住まいnet信州に載っていた美し信州建設さんのモデルハウスに行ってみたら、まず木の香りがして、大きな吹き抜けがあって解放感があり、深呼吸したい感じがしました。OMソーラーの設備も魅力的でした。また、当時4才だった娘がやたらとくつろぎ、「木のおうちいいなあ。まきストーブほしい!」なんて言い出すので、よし、ここにお願いしよう!となりました。


 設計は色々悩んで大変でした。頂いたプランを夫婦二人でああだこうだとひねくり回し、何回も図面を書き直してもらいました。大きな吹き抜けを作ったものの、冬の寒さが心配で、いざというとき階段で閉じれらるようにしよう!と隠し扉のようなものを1F, 2F それぞれに頼みました。結構無茶なお願いだったと思うのですが、「できますよ」と頼りがいのある返事。思えば、色々面倒なことを言っても「それは無理です」ということはほとんど言われませんでした。知り合いが今家を建てているのですが、大手メーカーだと規格にないものを頼むのは大変らしく、なかなかやりたいようにならないと嘆いていたので、融通が利くのも工務店さんの特長かと思いました。


 無事地鎮祭と上棟式が済んで、家が建ち始めました。仕事をしているので平日はほとんど現場に顔は出せませんでしたが、毎週末散歩ついでに見に行くのが楽しみになりました。大工さんが地道にトントン作っていて、なんかこういうのいいなあと思いました。壁塗り、床塗りも良い体験でした。完成間際には、早く新しい家に引っ越したい気持ちでいっぱいでした。

住み始めて思うことは、手すりの手触りがものすごく気持ちいいこと!きれいにやすりがかけてあるからなのでしょうか。人の手で作ってもらった感のある温かみのある家で、気持ちよく暮らしています。ちょっと誤算だったのは、吹き抜けで家じゅうの音が抜けること。娘が寝静まって、テレビでも見るか!とつけると、結構2階まで音が聞こえるんですね。いつも家族全員大きな一つの部屋にいる感じ? なんだか仲良くなれそうです。

 今は夏に向かっているので、OMソーラーの働きぶりを実感するのはちょっと先になります。主人と娘の希望で入れたペレットストーブも使わないとインテリアになってしまうので、活用できたらと思っています。掃除、大変かな・・・。
 今後も色々ご相談すると思いますが、末永く、よろしくお願いします。(2016年6月)