御代田町 ペレットとスマートに暮らす家〔2012年3月1日〕ご主人様奥様より
充実した毎日を送り、大きく成長するためのベースキャンプ
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昨年のクリスマスに引き渡し式が済んでから早2ヶ月あまり。ようやく日常的に「日常」が送れるようになり、「素晴らしい家」が「私たちの素晴らしい家」に落ち着きつつあるこのごろ。短い期間でここまで住み手に馴染んでくれたこの家の、その包容力の大きさに驚かされます。
古くなるとか老朽化するのとは似て非なる、馴染み。
仕立ての良いシャツが、初めて袖を通す時から体にぴったりくる。あれと同じなのではと思います。よく出来た住宅は、初めて暮らす日から住み手を受け入れてくれる、といったところでしょうか。
そして、仕立ての良いシャツを着ると背筋が伸びるように、この家で暮らしているとどこかしら気持ちの中に一本の柱が立っているように感じられます。多分、「素晴らしい家に見合うだけの住み手になりたい」「この家作りに携わった素晴らしい作り手たちに恥じないように修練しなくちゃ」という意気込み(気負う必要は全くありませんが)が柱になっているのでしょう。これは私たちが住まいに対して求めていた「充実した毎日を送り、大きく成長するためのベースキャンプ」としての役割を見事に果たしてくれている結果なのだとおもうのです。
ここまで「素晴らしい家」と言い切るとその実態が気になる方もいらっしゃるかも知れませんが、それはまた別の機会に。空間の持つ趣きなどは、その場に立ってみないと分からないことだと思いますので。「素晴らしい作り手たち」のことも、書きたいことがあまりに沢山あるのですべては伝え切れませんが、まずは感謝の気持ちを伝えさせていただきます。
この家作りを通して、美し信州建設の社員の皆様、棟梁はじめパートナーの皆様から「仕事に対する思い」について勉強させられることが度々ありました。「勉強代」という名目で建築費用に盛り込まれても不思議ではないくらいです(笑)。今回学んだことをこの家での生活の中でさらに膨らませて、いつか何かの恩返しができればと考えています。今はまだ簡単な言葉でしか表せませんが、本当にありがとうございました。(以下、家内に交代します)
“なんか感じが良いなぁ”というところからスタートして、“これが良い。こちらの皆さんと一緒に家を建てたい。”に至るまで、粘り強く質問に答えてくれました。良いところもそうでないところもいろいろな面から全てお話を聞かせてもらえたことで納得いくまで比較検討できたし、自分たちでもいろいろと勉強させてもらいました。
暮らしてみてからわかることもたくさんあるはずで、さらに改良していけることもでてくると思います。これからも引き続き家作りのことを教えていただきたいです。末永いおつきあいを、どうぞよろしくお願い致します。