長野原町 自然エネルギーを有効に使う高原の家
群馬県に住んでいるのになぜ上田の会社に?
地域別に見る|長野原町
ご主人様より
「ようやく“自分たちの家”が出来たんだな」
4月22日に家の引渡式が終わり、社員の皆さんが帰った夕暮れ、改めて一人家の中を見て回りそんな思いが湧いてきました。
私は戦後開拓で入植した農家の3代目にあたります。
祖父祖母が原野を切り開いた中で、父により酪農から野菜作りへと経営の変遷を経て現在に至ります。
結婚して10年、3人の子供に恵まれ実家に4世代が同居する中で、子供の成長とともに新築の必要性を感じ、そこから怒涛のハウスメーカー巡りが始まりました。
長野・群馬、はたまた埼玉まで足を延ばし、ようやく探し当てたのが「美し信州建設」。
まずは「陽なたの家」。見学でピンときて、すぐに御代田の「class Vesso」で体験宿泊。
その後も餅つきイベントや新築見学会などで何度も家を見学したり、会社の方々にもお会いしイメージを膨らませ「ここにお願いしたい」と夫婦で意見が一致。懸案であった住所が「群馬」ということに関しても、快諾していただき家作りが始まりました。何度も打ち合わせで上田まで通い、少しづつ自分たちの住みたい家の姿が具現化されて昨夏に建設スタート。徐々に出来上がっていく我が家を横目にする仕事は、大いに士気を上げてくれました。大工さんには晩秋から冬の間、積雪の中遠路はるばるご足労いただき本当に感謝しています。
こうして出来上がった家は夫婦二人の思いが一杯詰まった、素晴らしい建物になりました。
これからここで子供三人が育っていき、やがて巣立ちそしていつか帰ってくる場所になっていくことになります。
これからは多くの人たちが集える「家づくり」を家族で行っていきたいと思っています。
本当にありがとうございました。また今後もよろしくお願いいたします。
奥様より
私たちがこの家に住み始めて2ヶ月が経とうとしています。私たちの想像以上の、こんなに素晴らしい家を建てていただき、建築に携わっていただいた皆様に心から感謝申し上げます。
美し信州さんと私たちの初めての出逢いから3年余りが経ちました。群馬県と長野県の県境にある北軽井沢から1時間以上かけて、家族5人で‘’陽なたの家‘’を見学に行ったときのことが懐かしく感じます。
周りからは、群馬県に住んでいるのになぜ上田の会社に?と思われたこともあったかもしれません。私たちが美し信州さんにたどり着いたきっかけは、OMソーラーでした。家を建てたいと思い始め、ここ気になるな~と思っていた会社の見学会に埼玉まで行ったときのこと(ここは既に距離が遠くて断られていました)、そこは初めて聞くOMソーラーがついているお家でした。たまたまOMのメーカーさんがいらっしゃって丁寧に説明をしてくださり、電気や灯油に頼らない自然の力を借りたシステムに魅力を感じました。でもこの会社では建ててもらえない…すると、この方がOMを扱っている会社のリストをみて、長野県の美し信州建設さんなら北軽井沢から比較的近いし、会社の方が礼儀正しくて素晴らしかったと絶賛。これは行ってみるしかない!となりました。
陽なたの家で出迎えてくださったのは、中嶋亜紀子さんでした。こんなに見学会に足を運んでいるのに、実はこのとき私の心の中は迷っていました。北軽井沢で高原野菜を作る農家である我が家は、当時99歳の大きいばあちゃんを筆頭に4世代8人家族でした。1つの家に住み家族で助け合いながら暮らすことはいいことだし、利にかなっていると頭ではわかっていました。でも、だんだん子どもが成長し手狭になってることやお互いのプライベートの確保などを理由に、まだまだ住める義父母が建てた家から出て、道向かいのすぐ隣に新しい家を建てることをやっと決心したところでした。頭の中で家を建てるメリットをたくさん並べても、本当にこれでいいのかと、いつも不安でした。だから家を建てることをどこか楽しめない自分がいました。
そんな私が!初めてお会いする亜紀子さんとお話をするうちに、新しく家を建てたとしても、少しだけ離れた家族と変わらずうまくやっていくことがきっとできると思えたんです。亜紀子さんのご実家も農家だと聞き、どうりで話が通じるはずだと…。そんな身内の話まで相談できたのは、この時が初めてでした。そして、陽なたの家の素敵なこと!時が経ったが故の自然な美しさと落ち着きがあり、モデルハウスや見学会で「こんな家にずっと住んでみたい」と思えたのも、この時だけでした。陽なたの家の帰り道、夫と「どうだった?」の話をすると、「ここよかったよね」と一致。
そこから先は他の会社を探すことはなく、美し信州さんの家を少しでもたくさん見てみたくて、申し訳ないと思いながら賑やかな子ども3人を連れて、見学会に足を運んでは気になることを質問しました。その時、どんなことでも丁寧に正直に家のことを教えてくださった平林さんが後々、私たちの今の家の設計をしてくださることになり、とても嬉しかったのを覚えています。何度も図面を書いていただいて、その度打ち合わせをしていただき、たどり着いた今の家はもう何も言うことありません。それくらい大満足です。建ててもらえるなら美し信州さんしか考えられない!という私の熱意が伝わったのでしょうか…。間違いなく1時間以上かかる距離にもかかわらず、1時間ちょっとですかね…と快く引き受けてくださり、その後もずっと関わる方々みなさんがこの距離を通ってくださったこと、毎日感謝しかありませんでした。
一番長く通われた大工の上原さんは、真冬の雪の中でも変わらず朝早くから暗くなるまでいてくださり、その丁寧なお仕事ぶりは素人の私たちが見ても伝わってきました。家の完成が近くなり上原さんにもう会えないと思ったときはとても寂しく感じました。お茶を持って少しずつ出来てくる家の中に入るのが毎日の楽しみでした。現場監督の滝澤さんには、家に関わることは何でも相談させていただきました。私の些細な要望も真剣に対応してくださって、時にはサイズ10センチの違いを物指し片手に分かりやすくイメージを作ってくれて、どちらがいいかを一緒に考えてくださいました。気になるところは何でも言えたので、とても心強かったです。
家の引渡し間近は、家ができあがって嬉しいはずなのになんだかさみしくて、もうできあがってしまう…と不思議な気持ちになりました。引渡しの日、中嶋社長と亜紀子さんから「これからが長いお付き合いの始まりです」と言っていただき、最後にもやっぱり、美し信州さんでよかったな~と心から思いました。
5月に引越しはしても、仕事が忙しい半年間は以前と変わらず食事は三食住み込みのアルバイトさんと家族みんなで別の場所で…というライフスタイルです。なので冬までは寝るために帰るような生活ですが、それでも幸せです。冬の薪ストーブとOMソーラーの活躍が今から楽しみです。
子どもたちはお友だちを家によびたくて大騒ぎ。毎日、スタディコーナーでそれぞれに好きなことをして過ごしています。
私たちがびっくりするくらい、家族で家造りに関わらせていただいたので、家に対する想いも人並み以上です。家は出来上がりましたが、これから長い月日をかけて、もっともっと住み心地のよい家になっていくよう、大事に住んでいきたいです。今はゆっくりゆっくり庭のことを模索中…まだまだ夢は広がります。美し信州建設の皆様、建築に携わってくださった皆様、本当にありがとうございました。こんなに素晴らしい家に住むことができて幸せです。これからも末長いお付き合いよろしくお願いいたします。(2019年6月)