上田市 新築 K様 の家が完成間近です。
外回りがほぼ出来上がり、現在内部の仕上げ工事を行っています。
この家の最大の特徴は、中心に設けたスケルトンな階段の存在感です。
南北の直線の階段と、その脇に粗く入れた格子によって東側の(居間・和室という)パブリックなスペースと西側の(台所・食堂・水廻りという)プライベートなスペースを領域分けしています。
あくまでも領域分けであって、「格子によって緩やかに仕切る」という、いつもの方法をとっていますが、今回は、格子を粗くいれる ということにこだわってみました。
子供さんを育てていかれる家ですので、「台所からも居間の様子が見えるように」という奥様の意見から提案をさせていただきました。
又、台所まわりを「主婦のお城」などと言う事がありますが、台所をプランの中心として考えていくと使いやすい家が出来ます。
K様の家のプランニングにおいても、このことに注意をしながら進めました。
さきほどの、居間との関係性もそうですが、食堂から水廻りへのアクセスや、食品庫から屋外へのつながりなど 台所を中心に、そのほかとの関連性を整理し、組み立ててあります。
ご主人様のご希望は、やはり 薪ストーブ!
そして、2階には「ご主人のお城」となる書斎スペースを設けてあります。
設計担当の私も完成をとても楽しみにしています。
10月22(土)・23(日)には、完成の見学会も計画していますので、たくさんの方に見ていただきたいと思います。