手摺
ある日の朝方、寝室で寝ていたら階段下で「どっしーん!」と音がして飛び起きたことがありました。
何事?何事?と階段下を覗くと、曲がり廊下の突き当たりから祖父の横たわった足がみえるではありませんか!
びっくりして「これはえらいことだわ!」と駆け寄ると、「痛い痛い・・・」と祖父が足をさすっていました。廊下の観葉植物も倒れ、土まみれ・・・
どうやらトイレへ行こうとしたら途中でつまづきひっくりかえってしまったようでした。
大事には至らずで何よりでしたが、これを機に、祖父母の寝室からトイレまでの廊下に手摺を付けることになりました。
仕事で「手摺を付けたほうがいいですよ」などと言っておきながら、91歳92歳になる祖父母にはまったく手摺のない生活を送らせていたなんて・・・
古い家ですが、先日どうにか手摺を取り付けました。
やはり、手摺ひとつが安全な生活を送るために大切なんだなぁと改めて感じました。