以前、宮川神社の修繕を行ったおり、鳥居を作る工程をホームページで紹介しました。それをご覧いただいたお客様より、
「私の家にも稲荷鳥居の根元が腐り始めて倒れそうなので新しくしたい」とご依頼をいただき、ベテランの関棟梁とコンビで造らせていただきました。
以前の鳥居は地盤に直接脚部を埋め込み周りをコンクリートで固めて建っていました。どうしても雨や雪が根元に掛かるため、湿度に弱い材木はその部分から腐り始めます。
今回は出来るだけ長持ちするようにと言うご依頼でしたので、地盤面から材木が3cm浮いた構造を金物を使って造りました。
脚部には銅板で雨や雪が直接掛からないようにして内部の金物も見えません。
鳥居は材木が腐ったら交換すれば良いと言う考えもありますが、出来るだけ長く持たせる工夫も必要かと思います。
伝統的なつくり方も良いのですが、建築は文化でもあるので、時代に沿ったつくり方も必要ではないでしょうか。また一つ良い経験をさせてもらい感謝です。
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